WISC-V(ウイスク-ファイブ)
ウェクスラー児童用知能検査WISCの最新日本版。
対象年齢:5歳0か月〜16歳11ヶ月
特定の認知領域の知的機能を表す5つの主要指標得点と全般的な知能を表す合成得点(FSIQ)を算出します。
・言語理解指標(VCI:言葉を聞いて考える・理解する・表現する力、学習した知識、社会的な知識)
・視空間指標(VSI:視覚情報の理解操作、視覚的な空間認識能力)
・流動性推理指標(FRI:論理的思考力、抽象的な推論)
・ワーキングメモリー指標(WMI:聴覚情報や視覚情報を一時的に記憶して操作する力)
・処理速度指標(PSI:視覚情報を正確に把握・記憶、素早く筆記処理する力、目と手の協応の力)
数値以外の全ての指標の課題の取り組み・でき方の様子から、数値には表れにくい本人の得手・不得手の把握、言語指示の聞き取り・理解、注意の保持や衝動性、コミュニケーションの特徴など様々な情報を得ることができます。
読み書きが困難な子どもを理解するツールで、学習に影響しやすい読み書き速度を評価します。
アルテク(デジタルカメラやスマートフォンなどの身の回りにあるテクノロジー)を使った支援を示唆します。
読み書き困難を補う方法を検討するための 介入課題を必要に応じて実施します。読みの介入課題では、音声による補助の効果を検討することができます。書きの介入課題では、手書きと様々な書字の介入手段(ワープロで入力する、課題用紙を拡大する、持ちやすい筆記用具を用いる等)の違いを比較することができます。
※URAUSSⅡ実施後に東京都教育委員会「『読めた』『分かった』『できた』読み書きアセスメント」課題を実施します。